2009年 08月 02日
千葉県の境は、ほぼ海岸線と河川になっているため平坦な道を走ることが出来る。難所は、外房行川アイランド付近「おせんころがし」と、今回の「屏風ヶ浦」で知られる断崖地帯である。 この2カ所は海岸線が、数十メートル立ち上げっている。 今回は、飯岡から出発するか、銚子から出発するか迷った。いずれからも、標高60mほど登りになる。銚子の方からが幾分なだらかのようだが、その分長い登りとなる。 天気予報では北東の風4mとなっている。銚子からだと、登り坂と向かい風の二重苦は防げる。銚子をスタート地点に決めた・・・のだが、銚子に向かう車窓から見える木々に揺れはない。無風なのである。思わず飯岡駅で下車。スタート地点を変更した。 前回のエンドポイントに戻った。風は天気予報通り。作戦変更失敗。 「太平洋岸自転車道」を2Kmほど東へ進んだところで国道126号を目指す。国道に入ったとたんに上り坂。風は思ったほど気にならない。登りの途中に「飯岡灯台・屏風ヶ浦」の案内に従い右折する。坂を一気に登ったところに「飯岡刑部岬展望館」があった。標高47m。 上の写真で見える半島の先端部になる。 眼下には飯岡港。西の渚沿いに、これまで走ってきた「太平洋岸自転車道」がある。 東は、これから目指す銚子方向。遠くに煙突と風力発電が霞んで見える。 先の分岐で「屏風ヶ浦」とあったはずだが「飯岡刑部岬展望館」で道は行き止まり。途中まで戻ると東方向へ行ける道があるが案内は無い。分岐点まで戻ればよいのだが、急坂を下り、再び国道の登り坂を行くことになる。案内の無い東行きを選択。 この道は、地元の人以外の利用は少ないようだ。やがて下り坂になり、今まで登った貯金をはたいてしまった。再び、坂を上り東を目指す。先ほど展望台から見えていた風力発電に近づいた。基部までいこうとしたがアクセス路が見つからず民家越しに撮影。 風力発電を過ぎたところで、進路は北へ。国道に合流。携帯のGPSと地図で位置を確認。 このまま東へ進路を取る。やがて左右に分かれる二叉に「屏風ヶ浦」の案内。「銚子ドーバーライン」と名づけられた道路。長いアップダウンを繰り返す。下りは快適。40Kmを越すスピードで下り、一気に坂を登る・・・と言いたいところだが、下りの駄賃はすぐ使い果す。 「屏風ヶ浦」のビューポイント。誰一人いない。 中央の風力発電は先ほど通った地点。 かつて、ここでCMの撮影を行った。ドーバー海峡を臨む騎士の図。 上と反対方向。名洗港が見える。この先は下るのみ。 「地球の丸く見える展望館」に立ちよる。有料とのこと。退散。 展望館から犬吠埼を目指す。途中「歩行者近道」の案内。こんな道は楽しい。 千葉県の東端「犬吠埼灯台」に到着。 灯台下。東映のクレジットのよう。ヒラスズキでも釣れそうなのだが・・・この旅、水辺を巡る旅である。釣り好きではあるが道具を携行するわけにはいかない。 「犬吠埼灯台」から下ると、後は平坦な道ばかり。銚子港に立ちよる。 日曜日の夕方。港はひっそりしている。ネコが挨拶に来たがすぐ消えた。 カモメに別れを告げ、銚子駅から列車に乗る。 初めの登坂で、左膝の外側が痛くなった。実は、前回も20Km過ぎた当たりから痛くなってしまった。 今回、スタートから10Km位で痛めて、残り20Kmはほとんど右足のみで漕いできた。帰宅してアイシングするとほとんど痛みは無くなったが、今後の対策が必要となる。
by chibachari
| 2009-08-02 17:49
| 外房の旅
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千葉県は東西南北を頂点とする四角い県です。南半分は海に面し、北東は利根川、南西は江戸川が県境であり、自転車で一周することができる珍しい県です。このブログは、数ヶ月に渡る千葉県一周の記録です。 by chibachari カテゴリ
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